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「家には残らない」と言った日のこと。父の言葉が変えた私の未来!

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実家に残るなんて、正直、最初は1ミリも考えていませんでした。
今住んでいる町も充分に田舎だけれど、実家はそこからさらに車で15分。
まわりには田んぼ、畑、山……
まるで“風景ごと時が止まっている”ような場所です。

農業に興味のない私にとっては、正直どれも「必要のないもの」ばかりでした。
草刈り、畑の手入れ、山の管理。
やることは山ほどあるのに、私にはどれもピンと来なくて。

それもそのはず。
今まで、家のことなんてほとんど手伝ったこともなくて。
「自分には関係ない」ずっとそう思ってきたんです。

だから、ある日父に「家には残らない」と伝えたときも、
それが当たり前の選択だと思っていました。

でも――
父は、少し黙ってから、静かにこう言いました。

「今までなんのために頑張ってきたんだろうな」

怒鳴るでも、責めるでもなく。
ただ、ぽつんと。
寂しそうに、でも何かをこらえるように。

その言葉が、ずっと心の奥に残り続けました。
何度も思い出しては、胸が締めつけられるような感覚になる。

私は何も知らなかったんだと思います。
家を守るということ。
誰かの想いが、ずっとそこにあったこと。
それに気づかないまま、自分の“都合”だけで生きてきたこと。

気づけば、「残るか」と自分で決めていました。
誰に言われたわけでもない。
ただ、あの時の父の表情がずっと離れなくて、
それが私の心を、少しずつ動かしていったんです。

田んぼも、畑も、山も。
昔は“いらない”と思っていたものが、
今では、この土地を、どうやって子どもたちに残していこう。
そう思うだけで、未来が少し楽しみに思えるようになった気がします。

今になって思うのは、「あの時こうしておけばよかった」ってことばかり。でも、何が正解かなんて、結局は自分が決めることなんだよね。

パパさんママさん、自分の選択に自信をもっていきましょう!どんな選択をしても自分が正解だと思えば正解なんです!

今日も頑張ったパパママに「BIG UP!」